老人の六癖・七戒

またまた写本です。

六癖編

・くどうなる気短になる愚痴になる 思いつくことみな古くなる
・聴きたがる死にともながる寂しがる 出しゃばりたがる世話焼きたがる
・またしても同じ話に孫褒める 独りしゃべって人に云わせず
・いまを貶し昔を誉めて今朝のこと 昼は忘れてまた聞き直す
・新しい科学まなばず古臭い 詩歌や古典をまた繰り返す
・今の世に善きことあれど悪しき事 まず眼につきて世の厭わるる

七戒編

・名利と齢とに超越して、日に新たなる努力を楽しむ。ただし、他人の名利と齢とはこれを尊重すること。
・他者、来訪者の言に傾聴して、問われざるは語らず。
・自慢話、昔話、長談義はこれを慎み、同じことを繰り返さぬ。
・若人の短所、欠点、失敗を叱らず、かえって同情的にその善後策を教える。
・若人の意見、行動、計画を頭から貶さず、できるだけそれを生かし、助長する。ただし、その欠点や危険を気づいた場合は、参考までにアッサリと注意する。
・老人の創意、創作は、一度若人たちの意見に徹し、その賛成を得た上で発表する。しかも、その功は若人に譲り、責は自ら追うことにする。
・会議、会合にはまず若人に発言させ、老人自らはその後に発言する。しかも、なるべく若人の言を生かし、補正すべきを補正、いわゆる錦上さらに花を添える意味にしゃべること。

人生計画の立て方

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