きゅうりの栄養、効能

きゅうりは本来夏の野菜になりますが、現代においては温室栽培などにより1年を通じてお店で買うことができる野菜の一つです。
栄養価は太陽の下で育った方が高いわけですが、きゅうりにはカリウムが豊富に含まれているため、利尿作用やむくみ改善などに役立てることができます。
このカリウムと呼ぶ栄養素は、塩分を体の外に排出させることを促進させる作用があるため、高血圧などの人が積極的に食べると塩分過多の抑制にも効果を期待できるわけです。
一般的に、きゅうりと聞いたときにあまり栄養がない印象を持つ人も多いようですが、このようなイメージは水分量が全体の約95%であることからも納得できるのではないでしょうか。

しかしながら、栄養素の中ではカリウムが豊富に含まれていること、100グラム当たり約14kcalといった具合に低カロリーな野菜ですからダイエットにも最適なものの一つといえましょう。
カリウムによる作用には、利尿とむくみ改善が挙げられますが、ナトリウムの排出を促進させることでむくみの解消に期待ができる2つの効果を同時に得られるメリットは大きいといえます。
カリウムはナトリウムの排出効果だけでなく、香気成分でもあるピラジンにより血液をサラサラ状態に換えてくれる作用もある、この作用は血液が固まるのを抑制させる働きがあるので高血圧症や動脈硬化の予防にも役立てることができます。

ダイエットによる効果は、低カロリーなので最適であることはイメージできるわけですが、きゅうりはそのまま生の状態で食べることができる
そのまま食べると歯ごたえを感じさせてくれるのでしっかり噛んで食べれば満腹中枢神経に刺激を与えるため少量の食事でもお腹を満たせる、これによりダイエットへの効果に繋がります。
最近では、ホスホリパーゼと呼ぶ酵素が体の中の脂肪分解に効果がある、このホスホリパーゼの発見でダイエットにも期待ができる野菜として注目を集めているようです。